NFCアンテナ設計・共振調整・解析&センサ搭載無線モジュール開発
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ここでは、半径aのコイル1と半径bのコイル2が同じ中心軸上に距離zだけ離れて互いに平行に置かれており、
コイル1に交流電流I1を流したときにコイル2に発生する誘導起電力V2を求めます。
コイル1:半径 a の円形コイル
コイル2:半径 b の円形コイル
コイル1の中心軸上の距離zの磁界強度をH1とすると、(1)式で表されます。
コイル1の磁界強度H1が、コイル2に一様に鎖交しているとすると、コイル2に誘導起電力V2が発生します。
ここで、コイル1に流れる電流をI1とすると、
となり、誘導起電力V2は、(5)式で表されます。
また、相互インダクタンスM21は、(6)式で定義されるので、
したがって、誘導起電力V2は、相互インダクタンスM21を用いて表すと(8)式のようになります。
2015.10.22