NFCアンテナ設計・共振調整・解析&センサ搭載無線モジュール開発
京都府京都市下京区中堂寺粟田町93
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結合係数が、コイルの巻数に依存するか検討しました。
まず、コイル1、コイル2それぞれの自己インダクタンスを考えます。
コイル1の巻数がN1のとき、自己インダクタンスL1は、
と表されます。
ここで、N1=1の自己インダクタンスをL01とすると、
となり、(2)式を用いて(1)式は、次式で表されます。
N2巻のコイル2の自己インダクタンスL2も同様に、
N2=1の自己インダクタンスをL02とすると、
と表されます。
次に、コイル1とコイル2の相互インダクタンスを考えます。
コイル1に電流 I1が流れた場合のコイル2との相互インダクタンスMは、
と表されます。
ここで、コイル1、コイル2ともに巻数1の場合の相互インダクタンスをM0とすると、
であり、(5)式は(6)式を用いて、次式で表されます。
よって、結合係数kは、(3)(4)(7)式を用いると、
となり、
結合係数は、コイルの巻数に依存しないことがわかります。
2016.04.23